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派遣薬剤師の福利厚生・厚生年金について
派遣薬剤師は福利厚生、厚生年金で不利にならない?
派遣薬剤師として働こう、という場合に福利厚生や将来支給されるであろう厚生年金について、気になっている薬剤師さんも多いと思います。
正社員として比較して、派遣の薬剤師として働いて将来損をするのはイヤだな・・・と思っている方もいらっしゃるかもしれません。
派遣社員であっても福利厚生は受けられますし、働き方によって厚生年金に加入できます。
厚生年金は雇用形態というよりは、条件を満たす働き方の方はパート・アルバイト、派遣社員にかかわらず厚生年金の被保険者となります。
記事の後半では、派遣薬剤師として働く際に福利厚生が手厚くオススメの薬剤師派遣会社もご紹介しています。
薬剤師は派遣で働いても福利厚生を受けられる?
派遣社員として働く薬剤師も福利厚生を利用することが出来ます。
しかし派遣社員が利用出来る福利厚生は、派遣先の福利厚生ではなく、派遣会社の福利厚生となります。
つまり登録して働く派遣会社の福利厚生が充実している場合、派遣先の調剤薬局の規模が小さい場合にはその職場よりも福利厚生が手厚いケースは多いといえます。
基本的に福利厚生は企業の規模の大きさに比例する、と言われますから全国対応している派遣会社の福利厚生の方が充実するケースは多いのではないでしょうか。
大手薬剤師派遣会社というと、薬キャリ、ファルマスタッフ、クラシスなどがあります。
その中で、福利厚生の充実、そして派遣薬剤師として働く際に最も重要ともいえる求人数の豊富などを考え、特にオススメできる薬剤師派遣会社が次の2つです。
薬キャリ
時給3,000円以上など高年収の派遣薬剤師求人数、約1,300件が掲載されていました。
薬剤師派遣で働く際に薬キャリが特にオススメな理由として、
「薬キャリが加入している健康保険が、関東ITソフトウェア健康保険組合である」
ということが挙げられます。
簡単に、関東ITソフトウェア健康保険組合のメリットをまとめてみると、
- 付加給付金が充実
- 保養施設が充実
- 健保大会でテーマパークを格安で楽しめる
- 旅行パックで補助金あり
- スポーツジム、スポーツ施設もお得に利用出来る
- 飲食店などの補助あり
- 歯科検診
- インフルエンザ予防接種費用補助
など。そして、協会けんぽよりも低い保険料率も大きなメリットです。
薬キャリは東証一部上場のエムスリーグループが運営しており、病院、医療機関、施設からは圧倒的な知名度があり、派遣薬剤師求人に限らず、正社員求人、アルバイト・パート求人も非常の充実しており、お子さんの成長やご家族の状況に合わせて転職先を探しやすいこともポイントです。
有給・産休・育休などの取得も、薬キャリのコンサルタントがしっかりと希望に添えるようにサポートしてくれます。
ファルマスタッフ
ファルマスタッフでは、健康保険・厚生年金保険に加入をしている方は、東京薬業健康保険組合が提携するさまざまな施設の優待を受けることができます。
東京薬業健康保険組合は医薬品・化学薬品・医療器具機械・衛生材料の製造・卸販売の事業所で働く人達を対象とした総合健康保険組合です。
ファルマスタッフはまた派遣スタッフへの教育制度が充実していることも特徴です。
- 入職時導入研修
- キャリア支援研修
- スキルアップ講座
- ファルマスタッフDI室
- ファーマシーセミナー
など。
詳細はファルマスタッフの公式サイトにてご確認ください。
気になる派遣薬剤師求人に関していうと、高時給3,000円以上の派遣薬剤師求人数は約5,000件!
派遣薬剤師求人に関しては、ファルマスタッフは業界最大級といえます。
健康保険・厚生年金保険・雇用保険への加入資格
将来の年金支給の金額、国民年金と比べて手厚い保障などもあり厚生年金に加入するメリットは大きいと言えます。
厚生年金への加入対象範囲は平成28年(2016年)に拡大しています。
厚生年金の加入条件について、確認してみましょう。
厚生年金の加入条件
以下の2つの条件いずれかを満たす場合、厚生年金の被保険者となります。
「週間の所定労働時間、1カ月の所定労働日数が、一般社員の4分の3以上であること」
もしくは、以下5つの条件を満たす労働者
- 1週間の所定労働時間が20時間以上
- 年収106万以上(賃金月額が月8.8万円以上)
- 1年以上の使用が見込まれる
- 従業員501人以上の勤務先で働いている
- 学生でないこと
となります。
派遣薬剤師の時給は高時給です。
東京や大阪など薬剤師が充足しやすいと言われる都市部エリアでも時給3,500円以上の派遣求人が多数あります。
派遣薬剤師の働き方で厚生年金への加入条件を満たすのは、決して難しくないといえます。
派遣薬剤師の福利厚生、重要なのは派遣会社えらび
実際、派遣薬剤師として働く場合、多くの薬剤師さんが福利厚生として注目するのは有給休暇や女性が多い薬剤師ですから産休・育休・介護休暇などではないでしょうか。
他には健康診断補助やインフルエンザ予防接種補助なども注目される方も多いと思います。
保養施設や旅行の補助なども、機会があれば利用するけれど・・・働くにあたってはそこまで重要ではない、という薬剤師の方は多いのではないでしょうか。
薬剤師賠償責任保険に関しては、大きな派遣会社であれば費用負担もしてくれるところが多いです。
念のために確認はされた方が安心です。
先ほどオススメ薬剤師派遣会社としてご紹介した、薬キャリ、ファルマスタッフはともに薬剤師賠償責任保険は会社負担で加入することができるようになっています。
派遣で働く薬剤師も厚生年金に加入できる
ここまで見てきましたように、派遣で働く薬剤師も厚生年金に加入することが出来ます。
重要なのは派遣社員としての働き方、となります。
派遣薬剤師の働き方を選ばれる場合、
- ご家庭、子育てとの両立を目指したい
- プライベート重視で働きたい
- 短期、高収入で働きたい
- 高年収を得たい
といったように実現したい何らかの目的、働き方があると思います。
そのため、やはり重視すべきは派遣薬剤師求人がどのように見つかるか、希望条件で派遣先が見つかるかどうかが重要もなってくるのではないでしょうか。
福利厚生・厚生年金も重視する時のオススメ薬剤師派遣会社、まとめ
派遣薬剤師として勤務を希望される場合、オススメの薬剤師派遣会社として特に2社、ご紹介をさせて頂きました。
薬キャリの特徴は、健康保険組合にあります。
薬剤師では通常入ることが出来ない給付など様々に手厚い、福利厚生の充実度が高い「関東ITソフトウェア健康保険組合」に加入できます。
ファルマスタッフは教育・研修制度が充実しています。
実際にこうした派遣会社に登録をされてみて、希望条件に対してどういった求人案件を紹介してくれるかで判断をされてみても良いと思います。